4.2 雲台
 2)操作性 - ボデー・レンズのつけはずしと安全性
  

 
品 名
  


ボデー・レンズのつけはずし(注1)
  


ボデー・レンズの安全性(注2)
  


 B-1


台座が 5oと薄く周囲にキザミがないため、ボデーや三脚座を取り付けるとき、ボールの軸を持って回さなければならず、し難い。 ノブ式。縦位置用の切り欠きは一方向のみ。
安全性高い。


 CBH-5


ボールは台座と一体であるが、台座が大きく周囲にキザミが切ってあるため、つけはずし容易である。 ノブ式。縦位置用の切り欠きは一方向のみ。
安全性高い。
  

 PH-273


ボデー・三脚座の取り付けネジが独立して動くようになっているので台座を固定したまま取り付けできる。大変使いやすい。 レバー式。
縦位置用切り欠きは2方向。
レバーを2ミリほど抜き差しすることで最も緩んだ位置を調節できる。安全性高い。

 PH-263


ボデー・三脚座の取り付けネジが独立して動くようになっているので台座を固定したまま取り付けできる。大変使いやすい。 レバー式。
縦位置用切り欠きは2方向。レバーを2ミリほど抜き差しすることで最も緩んだ位置を調節できる。安全性高い。

 PH-460


ボデー・三脚座取り付け用の独立したネジと、締め付けるための4p長のレバーがあり、力の弱い人でも強固に取り付けることができる。はずすのも容易である。 メインハンドル+ノブ式。
知らない間に台座が緩む可能性は少ない。

 PH-173G


ボデー・三脚座の取り付けネジが独立して動くようになっているので台座を固定したまま取り付けできる。大変使いやすい。 レバー式。縦位置用切り欠きは2方向。 不用意な緩みを調節あるいはロックする機構はないので、堅くロックする・引っかけて緩めないなど、注意要。

 PH-756
 

ボデー・三脚座の取り付けネジが独立している。持つところ(ネジの頭)が約 3.5pあるため、締め付けやすい。 ハンドル+小レバー
知らない間に台座が緩む可能性は少ない。
  
 
 Pro65

ボデー・三脚座の取り付けネジは台座と一体である上、ボールの締付力を少し残して保つことが難しいので、台座をフリーの状態で重いレンズを手だけで保持しながら取り付けることになり、し難い。 レバー式。縦位置用の切り欠きは一方向。不用意な緩みを調節あるいはロックする機構はないので、レバーを堅くロックする・引っかけて緩めないなど、注意要。

 Pro55

ボデー・三脚座の取り付けネジは台座と一体である上、ボールの締付力を少し残して保つことが難しいので、台座をフリーの状態で重いレンズを手だけで保持しながら取り付けることになり、し難い。 レバー式。縦位置用の切り欠きは一方向。不用意な緩みを調節あるいはロックする機構はないので、レバーを堅くロックする・引っかけて緩めないなど、注意要。 
  

 G1275M


ボデー・三脚座取り付けネジが独立して動くようになっているので本来は良いはずだが、そのネジ頭径が1p程しかないのとボールとの間隔が狭く指が入りにくいため、回しにくい。
締めつけ用ナットが小さく、強く締め付けるのに手間どる。
ノブ式でロック・リリースのストロークが長いので、不用意に緩む可能性は低い。

 G1270M

ボデー・三脚座取り付け用の独立したネジがついているが、その取り付けネジはG1275Mと同様のもので回し難い。
締め付け用補助ナットはG1275Mの倍ぐらいの大きさがあり、いくらか締め付けやすい。
ハンドル式。
不用意に緩む可能性は低い。
長いハンドルに引っかけないよう要注意。

 G1371T



ボデー・三脚座の取り付け用の独立したネジがついているが、その取り付けネジはG1275Mと同様のもので回し難い。
締め付け用補助ナットはG1275Mの倍ぐらいの大きさがあり、いくらか締め付けやすい。補助ハンドルと合わせて4ハンドル。
ハンドル式。
不用意に緩む可能性は低い。
長いハンドルに引っかけないよう要注意。
                    

 SH-706 

独立ネジ ハンドル式。 
不用意に緩む可能性は低い。
(注1) 今回のテストで使用しているボデーとレンズの総重量は約2.3kg〜3kg、レンズ鏡胴の径は細いところで 7cm程度になります。

(注2) ここでの安全性とは、本文にも記載のとおり「フィールドでの撮影現場でボデーやレンズを三脚に装着したまま多少の距離を
   移動する場合などに、雲台のロックが予期せずに緩み、ボデーやレンズが三脚脚部にあたってダメージを受ける可能性」に
   ついてのことです。
   従って読者の撮影環境においてそのようなことを考慮する必要がない場合は、この欄はあまり意味がありません。