4.2 雲台
 3)操作性 - ロックするときのファインダ視野(光軸)のズレ、光軸調節のし易さ
  

 
品 名
  

ロック時のファインダ視野(光軸)のズレ
 (被写体の大きさは約w47cm×h32cm)
光軸調節のし易さ

 B-1

ロックするとロックが始まる位置から上に1.2〜1.5pズレる。
左右へのズレはほとんどない。
ロック・リリース時のボールの締め付け力が緩やかに変化するので大変使い易い。水平位置(パーン)調節用の独立した小ノブがあり、ロックしたメインノブを緩めずに水平位置調節ができる。例えばパノラマ写真の撮影が容易である。小ノブを緩めると光軸は上にズレる。

 CBH-5
 
ロックするとロックが始まる位置から上に2〜3mmズレる。左にも1.5cmズレる。
ズレの量は毎回ほぼ一定している。
ロック・リリース時のボールの締め付け力が緩やかに変化するので大変使い易い。但し、左にもズレるので慣れるまではやや手間どる。水平位置調節用の独立した小ノブがあり、ロックしたメインノブを緩めずに水平位置調節ができる。例えばパノラマ写真の撮影が容易である。一旦ロックしたあと小ノブをゆるめると光軸はズレるが、ロックし直すとほぼもとに戻る。
  

 PH-273

ロックして手を離すと上に1pズレる。
左右方向にはズレない。
ロック、リリース時のストロークは長くはないが、レバーの動きに合わせて徐々に締め付け力が変化するので使い易い。
ボールの3次元の動きをレバー1個でコントロールするので水平方向の位置調節のみを独立して行うことはできない。

 PH-263

ロックして手を離すと上に1.5pズレる。
左右方向にはズレない。
ロック、リリース時のストロークは長くはないが、レバーの動きに合わせて徐々に締め付け力が変化するので使い易い。
ボールの3次元の動きをレバー1個でコントロールするので水平方向の位置調節のみを独立して行うことはできない。

 PH-460


3本のハンドルのうち水平位置調節せ用ハンドル(ノブ)をロックすると、左に1pにズレる。メインハンドルをロックすると上に1.5pズレる。ズレの量はほぼ一定である。 かなり滑らかである。左記のようにハンドルを締めることで上と左の2方向にズレるのでやや手間取る。

 PH-173G

ロックして手を離すと上に8o〜1pズレる。
左右方向にはズレない。
ロック、リリース時のストロークは長くはないが、レバーの動きに合わせて徐々に締め付け力が変化するので使い易い。ボールの3次元の動きをレバー1個でコントロールするので水平方向の位置調節のみを独立して行うことはできない。

 PH-756
 

水平位置調節用ノブをロックするに従い左に1.5pズレ、メインハンドルをロックし、手を離すと上に2p左に0.5pズレる。 メインハンドル以外の2つのノブの長さは約3pだが、そのうち傾きを調節するノブは今回のような重量級機材には短く、十分に締め付けるのに苦労する。光軸合わせにやや手間取る。
  
 
 Pro65

ロックして手を離すと1.8〜2p上にズレる。ロックするとき、左や右に不定にズレることが多い。
ロック、リリース時にレバーが或るポイントにくるとボールの締め付け力が急に変化するため使い難い。 ガクッという感じ。光軸合わせに手間取る。

 Pro55

フリーの状態からレバーをロックするにつれ上に2.5〜4.5pズレ、やり直す毎にズレ量が変わる。同時に左や右に5o程ズレることもある。 Pro65 同様にロック、リリース時にレバーが或るポイントにくるとボールの締め付け力が急に変化するため使い難い。光軸合わせに手間取る。
  

 G1275M

フリーの状態からレバーをロックして手を離すと上に2pズレる。このとき同時に左に5o程ズレることもある。 仕上精度があまり高くないのか動作にゴツゴツ感がある。滑らかでない。従って微調整がし難い。ノブ式でストロークも長いので、使いやすいと思ったがそうでもない。光軸合わせにやや手間取る。
ユニークな構造のため慣れが必要?

 G1270M


メインのハンドルをロックして手を離すと上に5oズレる。一旦ロックした水平調節ハンドルを緩め、再びロックするたびに左に1p程ズレる。
仕上精度があまり高くないのか動きが滑らかでなく、微調整がし難い。
光軸合わせに手間取る。

 G1371T



台座を持って光軸を合わせ、メインハンドルをロックして手を離すと、上に3pと左に1pズレる。
4つのハンドルを操作する!。
動きはG1270Mよりは多少スムーズだが、滑らかとは言えない。
                    

 SH-706 

水平位置調節用ノブをロックすると左に1〜1.5pズレ、メインハンドルをロックすると上に1pズレる。 水平位置調節ノブをロックした時のズレ量が操作し直すたびに少しずつ異なるので、光軸合わせに手間取る。