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おまけに知識のない日本人と見てか、空港の係員が親切にも筆者らのチケットの裏に乗り継ぎゲート番号をメモってくれたのですが、それがモニターの表示と異なっていたので再確認したら間違っていて、危うく荷物はカルガリーへ、人間はトロントへ と行かされるところでした。 |
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バンクーバーからカルガリーまで空路1時間、飛行機がカルガリーに近づくと、眼下には地の果てまでのように広がるカナディアンロッキーの山並みが見えてきました。 カルガリー空港では同じ旅行会社の東京・名古屋組と合流し、現地のガイドさんにカナディアンロッキーの街バンフまでミニバンで送っていただきました。車はカルガリーの街を出ると今度はひたすら大平原の中を走ります。 日本と比べて、国土の面積16倍、人口1/6、 人口密度1/100、カナダの広さを再び実感させられたドライブでした。 また、カナディアンロッキーは北アルプス、バンフは上高地、規模はともに20倍。 日本と対比するとこんなことになるのだろう と思いました。 |
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4・5人が案内にあたっており、無料のパンフレットもあります。中の売店ではハイキング用の軽装備や地図・ガイドブック・ちょっとしたお土産を販売しています。 ハイカーにとって重要なのは熊情報と危険地域に関する情報で、その情報もここで教えてもらえます。 なお、筆者らは昨夏ラーチバレー・トレイルのデイ・ハイクをしたとき、「この先は熊が出るので、ここからは6人以上で行動せよ」との標識を(20分ほど様子を見て)無視したのですが、国立公園監視員に見つかると2000C$(約16万円)位の罰金を徴られることがあるようです。 |
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昨2001年夏は大変良かったのですが、今年の夏は別記のようにちょっとひどい部屋でした。 チェックイン・カウンターと売店に日本人スタッフがいました。昨夏はレストランにも日本語堪能のウェイトレスがおり「Do you have any Japanese menu?」と聞いたらいきなり日本語で受け答えし始めたのでびっくりした覚えがあります。 ここのレストランもお薦めの一つで、今回は朝食のバイキング料理を2回食べただけですが、昨夏の夕食のサーモンとオヒョウのソテーは大変美味でした。 今年の部屋があんなでなかったらお気に入りのホテルになったのですが・・・。 |
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エイビスレンタカー社のレンタカーはこの駐車場に用意され、営業所で手続きをしたあとキーをもらい、自分で乗り出します。返すときは自分で駐車場に乗り入れ、もとの場所に駐車し、営業所で返却の手続きをします。 |
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建物のエントランスから振り返り前方(北側)を見ると、バンフ大通り(Banff Avenue)がまっすぐに延びていて、その終端にはカスケードMtn.(2,997m=剣岳-1m)の岩峰がそびえています。ここに佇んで目の前の光景を目にしたときは、この街をデザインした人の、そのときのこころのときめきが伝わってくるようでした。 建物の南側と西側はよく手入れされた芝庭になっており、この西端(左端)は「カスケード・ロック・ガーデン」と名付けられた「岩と花」の自然風庭園になっています。この庭園からの眺めにも歴史と自然と「おとぎの国」にいるような思いを感じさせられてしまいました。 早朝の光や夕方から夜の光の中で、光景の移り変わりを眺めながら長時間過ごしてみたいところでした。 バンフ市街中心部から徒歩7・8分ほどですので、ショッピングの合間やホテルの朝食の前にでも、是非とも訪れてみたい絶好の観光ポイントです。 |
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でもここから見た風景は「ポスターで見るカナディアンロッキー」そのもの、光線の変化を待っている間「今カナダにいるんだ」との思いを実感させられたものでした。 Banff公園管理事務所からも3kmほどです。 |
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この湖はBanff National Parkでもっとも大きく(20km)、もっとも冷たい湖だそうです。ドライブウェーの終点付近はピクニックエリアになっていて、スナックbarがあり、そこここに木製のテーブルが設置されていて、家族連れがピクニックを楽しんでいました。 さらに熊の絵が書かれた警告の看板!「いまあなたがいるのはWildness Areaです。食べものの残りは放置せず、用意されたストッカー(3m×3m位)に入れてください。野生動物に絶対に餌をやらないでください。姿を見かけたら速やかに退避してください。」 湖の対岸からはMnt. Inglismaldie(2,963m)が屹立し、涼しい風を吹き降ろしていました。90分の遊覧ボート、レンタルの鱒(というより日本での鮭)つりボート、ガイドつきの鱒つりもありました。 |
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マリリン・モンローの映画「帰らざる河」で、筏とモンローが滝(というより激流?)にもみくちゃにされるシーンのロケ地はフェアモント・バンフ・スプリングス・ホテルのすぐ裏手にあるボウ滝だそうです。 |
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ボウ川の流れはこのMt.ランドルとトンネルMtn.の間の谷を一杯に広がり、ボウ渓谷となっています。この渓谷は海底だった石灰岩層を氷河とボウ川と雨水が浸食した後に残った台地だそうです。左すぐ下に見える奇岩はHoodoosと名付けられていて、これも浸食の残りものだそうです。 この視界の右端にはバンフ・スプリングス・ホテルがありますが、この写真では光が陰ったためよく見えません。 背側はバンフ市街、さらにそのすぐ後方(西)はバーミリオン湖ですが、いずれもここからは樹林に遮られて見えません。 ここで眼前の光景を眺めていて、ドライブウエーから歩2分ほどでしかないのに、自分が手つかずの大自然を目の前にしている というより、野生のただ中にいる ことを感じさせられながら、他方では日本の国立公園の醜さ(=ゼネコンと公務屋・政治屋が税金を懐に入れた残りかすのコンクリートの醜塊)を思い出さずにはいられませんでした。 また筆者らはここに天候=光が変わるのを待ちながら1時間半ほどいたのですが、韓国人のツアー客を多く見かけた割には日本人は大変少なく、日本の旅行会社のルートにはあまり入っていないようでした。 時間に余裕がある方にはバンフ近郷のお薦めコースの一つです。 |
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チェックアウト日の早朝、朝日のなかのシャトーを撮影しようと再びこのビューポイントを訪ねたのですが、あいにくのガスで背景のSulphur Mountainが隠れてしまい、絵になりませんでした。 好天の日の早朝の光や夕方の光、月の光の中で眺めてみたいとおもいました。また初冬にはどんな枯れ姿を見せてくれるのでしょうか。 右の4カットのなかの左下の写真で、左後方遠くの建物は温泉があるアッパー・ホット・スプリングス(Upper Hot Springs)とリムロック・ホテル(Rimrock Hotel)で、そこからこの写真では隠れている右上の2,260mのSulphur Mountain稜線に向かって4人乗りのバンフ・ゴンドラが出ています。 |