2002.08.09.〜08.17. 夏のカナディアン・ロッキー2(バンフ&その周辺、レイクルイーズ・ゴンドラ、レイクルイーズ・レイクアグネス・トレイル、プレイン
of 6グレイシャー・トレイル、エメラルド湖、ジャスパー、マリーンレイク、コロンビア大氷原を経て再びバンフへ、モレーンレイク) 2-4〜 LeicaR8、R7、R21-35/3.5-4、R35-70/3.5、ApoR70-180/2.8、Apo×2、TamronMFSP17/3.5LD; LeicaCL、C40/2; FujiTX-1、TX45/4、TX30/5.6、C-ND; E100VS、EL-2、EPJ、400NC; C-PL(一部のカット)、W2(一部のカット); 三脚使用、一部手持ち 2-1〜 EOS-1N、EF20-35/3.5-4.5、EF28-80V、EF35-350/3.5-5.6L; E100VS; C-PL(一部のカット)、W2(一部のカット); 三脚使用、一部手持ち |
エイビス・レンタカー バンフ営業所、営業時間、予約・車の受け取り、遅延連絡 スピード違反の取締り、ハイウェイでの駐車、ガソリンスタンド、アルコール飲料 ホテル レストラン 英会話 カメラ(ボデー)、レンズ、三脚、フィルム カナディアンロッキーの風景写真および記念写真の撮影に適したレンズ 2人あわせて113才、2度目の海外旅行もカナディアンロッキーに行ってきました。 2002年夏は、昨夏のフリープランで味わったカナディアンロッキーにたっぷり浸かって過ごすつもりでいました。 写真撮影が主目的ゆえ行動の自由をフルに確保するため、旅行会社のパンフレットを参考に自前のプランを立て、旅行会社には航空券とホテルの手配、飛行機の搭乗手続き、カルガリー←→バンフの送迎と最初のホテルへのチェックインを依頼し、あとはフリーでレンタカーで回ることにしました。旅行業の専門用語では、こういう形態の旅行契約を企画手配旅行契約というようで、アクシデントが起きたときの責任範囲が通常のツアーとは全く異なり、現地のガイドさんのサポートは得られるようですが、基本的には旅行者がほとんどの責任を負う契約になっています。 旅行会社に考えとプランを提示し概算見積の回答を得たのは6月中旬でしたが、計画を見直しし、申込みをしたのは7月初めでした。さらに最も混む時期に最も人気のあるホテルを指定に入れたせいか、旅行会社は航空券・ホテルとも確保するのにやや手間取ったようでした。結果的には希望通り予約できましたが、飛行機は申込時点ではキャンセル待ちで予約できるまでに4日、ホテルは全て予約できるまでに1週間ほどかかりました。旅行客がアメリカを避けたことも影響していたのでしょう。 レンタカーの予約と車の受け取り、遅延連絡 今年も、昨夏同様エイビスレンタカーにお願いすることにし、代理店(ジャパレン)の予約用HPから申し込みました。予約用HPでは昨夏は代金現地支払だったのが、今年は自動車保険等をセットにした日本でのクーポン購入になっていて、旅行先の国毎に内容が異なるため、自分達の場合はどうなるかを理解するのに時間をとられました。 後日これが契約上のちょっとしたアクシデントになりました。 e-mailで標準の契約内容に「追加運転手」や「ガソリン満タンで返せないとき」等の追加項目・詳細確認をしたあと返信し、こちらは「申込完了」と思い、「3・4日後にはクーポンが手に入るだろう」と思っていたのが、6日後の出発前日になっても届かず、電話で代理店に問い合わせたらクーポンはまだ発行されていないとのこと、今から発行し送付してもらっても間に合わない可能性が高いので、結局現地支払に変更となりました。 飛行機の時刻が昨夏とほぼ同じでしたし、代理店の予約用HPではエイビスレンタカーバンフ営業所の営業時間は17:00まで となっていましたので、到着日の16:50受取りで申し込みました。 が、カルガリーについたら、ここで合流しバンフまで送迎車に同乗する予定の名古屋・東京組の便が遅れて、集合2時間遅れとなり、16:50にはとうてい間に合わなくなってしまいました。 しょうがないので16:40、カルガリーの公衆電話からエイビスレンタカーバンフ営業所に電話を入れ(注1)、こちらの名前と予約番号をつげ、 ・いまカルガリーにいて予定より2時間遅れており、今日の16:50には間に合わないこと ・代わりに明日の朝一番に受け取りたいこと ・当初の契約どおり今日からのレンタル料を支払うこと ・従って契約を解除しないでほしいこと を依頼しましたら、即く了解となりました。 結局約2時間遅れでバンフに到着。最初のホテルということでチェックインをガイドさんに代行してもらったあと、念のため営業所を確認しておこうと昨夏の場所に行って見たら、道路に面していた営業所は同じ建物(カスケードプラザ)の内部に移転していました。さらにガラス越しに店内の表示に目をやれば、今日金曜日の営業時間は18:45まで(その他の平日は18:00まで)になっていました。これならホテルチェックイン後、急いで来たら間に合ったかもしれないとわかり、かなりがっかり。 予約するとき日本の代理店に電話で「昨年は平日18:00までだった営業時間が今のHPでは17:00までとなっているが間違いありませんか。」 と問い合わせて確認していたのですが。 「代理店をあまり当てにしてはいけない、次からはできる限り自分で直接確かめよう」 と思ったものでした。 翌朝8:00、無事借りることができましたが、この日に予定していたバーミリオン湖とランドル山の夜明けの風景撮影は一日延期となり、さらに翌早朝は「ガスときどき小雨」でしたので結局中止せざるを得ませんでした。 車のタイプは、昨夏同様1600ccのコンパクトカーでしたが、昨夏は一つのホテル連泊ゆえ旅行トランクをホテルに置いておけばよく、車のサイズはこれでよかったのです。 今年はホテルもかわるうえ、バンフ←→ジャスパーの移動があり、この移動中、車のトランクは2つの大きな旅行トランク積むと一杯になり、カメラとレンズを満載した2つのザックを積むスペースがなくなってしまいました。 その結果、「トラブルに合いたくなければ、車を離れるときは車内には何も置かない。(=トランクに入れよ。)」という基本に従おうとすると、移動途中のビューポイントで少し長く車を離れるときやハイウェイやドライブウェイでパーキングするときさえ重いカメラザックを背負って行動する羽目になり、不自由な思いをさせられました。 「レンタカーでの外国旅行中にいくつかのホテルに泊まり歩く場合は、全ての荷物を収容できるトランク容量の車をレンタルすべし」というのが、今回学んだことです。 なお今回の走行距離は丸6日で1203kmでした。 (注1)地域により長距離電話の最初の通話料が異なるケースがあります。 ガイドブックには 2.5C$と書いてあるのに、カルガリーは 3.5C$でした。 カルガリー空港で公衆電話の受話器をとったら、受話器の向こうから聞こえてくるメッセージは 3.5C$入れろ と言っているようだし、その他の指示もうまく聞き取れず、面食らっている間 に切れてしまいます。何度かやってもうまくいかないので、そばにいた旅行会社のガイドさんに CALLをお願いしたらすぐにつながりました。 2度目、ジャスパーからバンフに戻るのが遅くなり、次のホテルに着くのが19:00を回りそ うになったので、万一キャンセルになったらヤバイ と思い、SAの公衆電話からホテルをCALLし たら、今度はうまくつながりました。 あとで聞いたら、ホテルのクーポンが発行されていたの で遅くなるばあいでもこの心配はいらなかったようです。 スピード違反の取締り、ハイウェイでの駐車、ガソリンスタンド、アルコール飲料 カナダの制限速度はkm/毎時表示、車のスピードメーターもkm/毎時表示ですので、運転中のスピード感は日本と同様です。スピード違反の取締りについて旅行会社のガイドさんに質問したところ、結構厳しく、衛星、設置されたスピードガン、パトカー、白バイで監視しているそうです。中でも衛星がくせもので、「制限速度監視装置設置」などという曖昧なことではなく、日本では、高速道路によっては制限速度80km表示のところを130km位で走行しても捕まることは希なようですが、カナダではこんな走り方をしているといつの間にかパトカーや白バイが出てくるのだそうです。筆者らはこの答を聞いて、制限速度〜15kmオーバー程度か、できるだけ周りの車(といっても車間距離は100m以上になってしまうのが普通でしたが)に合わせて走ることにしました。そのせいかどうかは定かではありませんが、幸いにも6日の間捕まらずに済みました。 駐車については、ハイウェイの路肩はかなり広いですが、ここに停めるのは違反だからというよりサイクリング者やヒッチハイカーにとって危険なのでやってはいけないそうで、ちょっと駐停車して景色を見、写真を撮りたい場合は、サイドに用意された駐車スペースに停めろ ということでした。 確かにビューポイントといわれるところには決まって駐車スペースがあり、ほとんどいつも待たずに停めることが出来ました。 日本の高速道路のSAやPAにあたるものは非常に少なく、バンフ〜ジャスパー間290kmに2カ所(注2)しかありません。従ってハイウェーでは「減ってきた」と思ったならガソリンスタンドを見つけ次第給油しておくのがよいでしょう。この2カ所のSAのガソリンスタンドはセルフではなく係員が付いていました。 うっかり気がつくのが遅れてヤバそうになった場合は、一旦ハイウェイをでて近くのロッジ村などで給油することになり、多少時間をとられることになるでしょう。またロッジ村に必ずガリンスタンドがあるとは限りません。 次に、アルコール飲料について言えば、ガイドさんの説明では、カナダでは飲酒そのものについて大変厳格で、街中でもアルコール飲料を販売できる店やレストランはごく限られているほか、公衆の目につくような場所、例えば公園等で飲むのも禁じられているそうです。 車なら同乗者が酒気を帯びている場合でも当然に、車内にビールの空き缶があっただけでも捕まることがあるそうです。これを聞いて筆者らは夕食時以外はアルコール類は飲まないことにしました。 またバンフの大きなマーケットで買い物をしたときもアルコール飲料は置いてなかったようでした。 (注2)1カ所はレイクルイーズからコロンビア大氷原側へ3/5、約80kmほど行ったところの、The Crossing Resort です。ここには大きな土産物店、レストラン、休憩所等もそろっています。 もう一カ所はThe Crossing Resort からジャスパー側50km先、コロンビア大氷原の真前の、 The Ice Field Center です。 レイクルイーズから130km、バンフからは188kmあり、 ここからジャスパーまでは更に103kmあります。 バンフ (58km) レイクルイーズ (80km) Crossing R.(50km) Icefield (103km) ジャスパー ホテル 昨夏はフリープラン5日間ツアーへの申込、バンフで3泊だけでしたので予約については旅行会社に全てお任せでしたが、今年は自前プランのこともあり、日程上の都合だけで決めるというのではなく評判のホテルも味わってみようと思い、次のように予約を依頼しました。 最初の2泊:バンフインターナショナルホテル(昨夏と同様):市中心部北寄りにあり便利。 次の2泊: シャトーレイクルイーズ:レイクルイーズの夜明けの撮影と周囲の観光の拠点に。 次の1泊: ジャスパーの適当なところ(と言うことで結局ジャスパー市街北端の、トンキンインモーテル) 旅行会社からはジャスパーパークロッジをオファーされましたが、寝るだけになりそうだったのと費用総額から、「寝られればよい」と安いところを希望し、ここになりました。 最後の2泊:バンフスプリングスホテル。市街地から離れているのでやや不便ですが、話の種にも一度は。 しかしながら、最も混む時期のうえ申込が宿泊の1ヶ月前と遅かったためか、他の理由もあるのか、泊まった部屋そのものは3つの(高級)ホテルとも次のようにかなり期待はずれでした。 バンフ・インターナショナルホテル: 2人なのに部屋は吹き抜けの2フロアに3人分のベッドがあり、うち2人分は上のフロアでビッグなダブルベッド。ちょっともてあましました。 おまけに、最初の日の夜は数10分おきに配管工事のような音が部屋中に響き、安眠妨害になりました。 昨夏は10日前の申込で、丁度手頃な部屋でツインベッドで静かでしたし、サービス上も不愉快なことはなかったし、市街地で何かと便利でしたので、気に入って今年の最初のホテルにしたのでしたが。 次の機会には隣のホテルにしようと思っています。 シャトー・レイクルイーズ: このホテルの最大のポイントは部屋からレイクルイーズとビクトリア山が見渡せることですが、筆者らの部屋は残念ながら反対側でした。チェックインカウンターでの確認の時、「Your reservation is mountain side room. OK?」と聞かれ、筆者は頭の中で「The mount is Mt. Victoria. YOKATTA.」とおもって思わず 「yes」 と答えていたのですが、部屋に入ったら mountain side とはレイクルイーズやビクトリア山とは反対側の、このホテルに着く前に乗ったレイクルイーズ・ゴンドラやスキー場などがある遙かな連山とホテルの駐車場の屋根が見える側のことでした。「何じゃ」と思い、急いでチェックインカウンターに戻り、「Do you have any lake-side room?」と聞いてみましたが、カウンター嬢は、にこにこしながら、当然のごとくにまた至極当然に「No no, We hav'nt. Sorry.」と答えてくれたものでした。日本人のツアー客がかなり大勢目につきましたから、日本の大手旅行代理店が実客がなくても先に押さえてしまっているように思えました。が、そうだとしたら困ったものです。 部屋はこのようでしたが、Guideページにも記しましたように夕食時のレストランの予約では「さすが」と思わせられてしまいました。 バンフ・スプリングスホテル: 最後の2泊は、最高級といわれる と言うよりも、大変綺麗で、サービスが行き届いていて、ホテルだけで全てがまかなえる といわれるこのホテルに泊まってみたいと思い、予約を依頼したのでした。 ボーイに案内された部屋は、二階の角のツインルーム。部屋そのものはよかったのですが、窓のすぐ外は機械室の屋根らしく排気口のようなものが見え、眺めは最悪でした。もう少しマシな部屋なら、眼下にマリリンモンローの「帰らざる河」のロケ地となったボウ川や、やや遠くには初日に走ったトンネルマウンテンやボウ渓谷が望めるはずなのですが、・・・。 サービスに関しては、これまでの人間生活で登山旅行?でのセルフサービスの山小屋泊や小型ヨットの揺りかごのような簡易ベッドでの自炊泊がほとんどで、上げ膳据え膳の温泉旅行など10年に1度位しか経験していないうえ、片言英語ではホテルでの行動も制限されてしまい、このホテルでの「行き届いたサービス」には触れることができませんでした。 ですがホテルそのものは季節の花で飾られていて(これは同じ系列のシャトー・レイクルイーズもそうでしたが)、その外観やたたずまいとともに大変美しく、まさに壮麗なシャトーというのがふさわしいと思いました。内装も華美というよりシックで豪華、「歴史と風格」とはこのようなものをいうのだなー と感じ、また、何かの機会に立ち入ることがある最近の日本の高級と言われるホテルなど、格好をつけても足元にも及ばないなー とも感じたものでした。 ついでにトンキンインについて言えば: 上記のとおり、どこでも適当なところ と予約してもらったのですが、行ってみたらまさにアメリカ映画で見るモーテルそのもの。道路のすぐ隣の小さなプレハブの、店先のような受付カウンターでチェックインし、ルームキーをもらい、図で説明されたすぐ隣の建物に行ったら二階建の簡易建築風、その一階の一室が筆者らの部屋でした。(一つの建物が6〜8室で、トンキンインにはこのような部屋が50室以上ありそうでした。筆者らは泊まっただけであとで知ったのですが、ここのラウンジのステーキは好評のようです。) 12畳ほどの広さでツインベッドとエアコン、角に4畳ほどのバス・トイレルームがありました。外部とは出入口の木製ドア以外は、天井から床上30cmまでところどころにサンを入れたガラス1枚と厚手のカーテンで遮られているだけでしたし、5m先は道路でしたから、いささか防犯上の不安を感じさせられてしまいました。これは泊まってみて初めて気がついた次第です。 もっとも、大きな声や物音を出せば周囲に聞こえますので、防犯性が低いとは必ずしも言い切れないのですが。 レストラン お薦めのレストラン: バンフ( Grizzly House )、 レイクルイーズ( Fairview Dining Room )、 ジャスパー( Karouzo's Steak House ) 英会話 昨夏の経験から、次に行ったときはもっと楽しめるようにと、連れのおとは昨年9月から英語ヒヤリングの通信教育をうけ、すでに入門コースを終え一つ上のコースに進んでいました。筆者は、その後を追って同じ教材で1・2ヶ月遅れでやろうと思いながらも1日のばしにし、結局始めたのは今年の6月になってから。通勤電車での1日50分×30回ほどのヒヤリング練習でしたので、上達したとは言えませんでした。 それでも昨夏も使った英会話ブックの助けを借り、電話による延着連絡・ホテルのチェックイン・遊覧船チケットの購入・ガソリンセルフサービス方法質問などを体験することができました。 旅行会社のガイドさんが代行した「帰りの飛行機のチェックイン」をするところを見ていたらそれほど難しくもなさそうでしたので、「カナダは治安もよいし、今回の旅行程度ならあと少し英会話を練習すれば全くのガイド無しでも行けそうだなー」 と思ったものでした。 カメラ(ボデー)、レンズ、三脚、フィルム 昨夏の経験で、引ったくりや置き引きなどの危険性と三脚使用の制限がほとんどなかったことから被写体と可搬性と気分により持参するものを選びました。 被写体には望遠レンズより広角レンズ向きのところが多かったので、筆者用にはボデーをR8(MW付)とバックアップ兼タムロンレンズ用R7の2台、レンズを4月に買って間もないR21−35mm超広角ズームと、R35−70mm標準ズーム、ApoR70−180mm大口径望遠ズームに、2×テレコンとタムロンのMFSP17mm/3.5超広角レンズを加えてメイン機材としました。望遠ズームには重くなるのを覚悟の上でApoR70−180/2.8を持っていくことにしました。これらにスナップ用の40/2付CLを入れてカメラとレンズの重量約6.5kg、更にザック自体の重さとフィルム(全85本中の55本)、予備電池、撮影用小物、ヘッドライト、カッパと傘、水筒、おやつ類を加えて総重量12.5kg。 撮影ハイキング中の荷物はフィルムをその日使う分だけに減量し、そこに下記の中型カーボン三脚2セットを加わえ、18kg弱となりました。 連れのおと用にはEOS−1N+35−350mmズームをメインに、20−35mm超広角ズームと28−80mm小型標準ズーム追加しました。これらにTX−1パノラマカメラ、同30mm・45mmレンズと上記と同様の小物や雨具、おやつ等を合わせて約7.5kgとなりました。 TX−1は主に筆者が使用する予定でしたが、30Lのfoxファイア製ザックが満杯のためこういうことになりました。 三脚はベルボン640V+リンホフBH2+ハッセルQSと、Neo640+PH−273+ハッセルQSの2セットとし、旅行トランクに入れました。撮影ハイキング中の三脚の運搬は筆者の役割で、30Lのfoxファイア製ザックに2本取り付けられるよう手を加え、その左右にくくりつけて運びます。撮影ポイントにつくと外して片方を渡します。撮り終えるとまた2本を筆者のザックにくくりつけます。 これまさしく助手です。 フィルムは、通常撮影用としてコダックE100VS×75本、EL×1本、記念写真・スナップ用に同RG400×5本、夜間室内撮影用に320T×4本の計85本を用意しました。実際に使用したのは、天候がもう一つだったこととバンフ〜ジャスパーの移動で時間を取られたため、E100VS×40本、EL×1本、RG×5本、320T×1本計47本に終わってしまいました。 バンフ市街南部にカメラ・フィルム店がありましたが、のぞいたときはネガしか置いてなかったようです。 カナディアンロッキーの風景写真および記念写真の撮影に適したレンズ この2度の経験から、カナディアンロッキーの風景写真および記念写真の撮影には35ミリカメラでは、次のようなレンズの組合せが適していると思います。できれば20mmレンズがほしいところですが、24mmでもほとんどカバーできます。 大口径レンズはこれとISO800のフィルムにより、夕方の街中、レストラン、ホテルなどでフラッシュなしで撮るのに是非ほしいものです。 1. 24〜85mm or 24〜135mmなどの24mmからの標準ズームレンズ 70〜300mmの望遠ズームレンズ 35mm/f2 or 50mm/f1.8クラスの大口径レンズ 好みにより接写リング、クローズアップレンズ または マクロレンズ 2. 28〜300mm高倍率ズームレンズ または 28〜80、70〜300mmダブルズームレンズ 20〜24mmの単焦点レンズを1本 35mm/f2 or 50mm/f1.8クラスの大口径レンズ 好みにより接写リング、クローズアップレンズ または マクロレンズ |